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受験体験記 AWS Certified Machine Learning – Specialty

こんにちは、テクノスの入社二年目 S・Yです。
先日、「AWS Certified Machine Learning – Specialty」を受験し無事に合格することができました。
今回は本試験を受験するために行った学習方法を紹介したいと思います。

■試験概要

「AWS Certified Machine Learning – Specialty」は、AWSサービスに関する知識に加えて機械学習の基礎的な知識も要求される試験となっています。

公式サイト、試験ガイドによると試験内容は主に以下の通りです。
試験時間 : 180分
問題数 : 65問
実施形式 : テストセンター/オンラインプロクター試験
合格ライン : 750点以上(スコア範囲:100~1000点)
受験料 : 30,000円(税別)
言語 : 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字)
受験条件 : 13歳以上(18歳未満は親権者の同意が必要)

本試験を受験するための前提となるような資格は特にありません。
ただ、受験料が高価なため、他のAWS資格を取得した際に貰える特典を利用し、半額で受験することをお勧めします。
また、同じく他のAWS資格を取得すると公式の模擬試験(税別4,000円)を無料で受験できるため、ぜひ活用しましょう。


■行った学習内容

本試験受験前の筆者の状況は以下の通りで、殆ど何も知らない状態からのスタートでした。
・機械学習の知識 : ほぼゼロ(学習のプロセスを何となく知ってる程度)
・AWSの業務経験 : なし
・取得済みのAWS資格 : 「Cloud Practitioner」「Solution Architect – Associate」「Developer – Associate」


そのため、機械学習自体の勉強も含めて次のような方法で準備を行いました。
資格取得までの学習時間は120~130時間ほどでした

・Coursera機械学習コースの受講
・AWS Learning Pathの視聴
・AWS Black Belt Online Seminarの視聴
・模擬試験、練習問題の解答

●Coursera機械学習コースの受講
スタンフォード大学が提供している機械学習オンライン講座を受講しました。
講義自体は無料で受講することができ、日本語字幕にも対応していたためスムーズに機械学習の基礎を学ぶことができました。
(学習時間 : 約60時間)

●AWS Learning Pathの視聴
AWS公式が公開しているオンライン講座で、こちらも無料で受講することができます。
様々なコースが公開されていますが、今回は以下のコースを受講しました
・ML Building Blocks: Services and Terminology
・The Elements of Data Science (Japanese)
・Developing Machine Learning Applications (Japanese)
・Machine Learning Security (Japanese)
・Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning – Specialty (Japanese)

特に「Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning – Specialty (Japanese)」はコースの最後に練習問題があるため、一度はやっておくことをお勧めします。
(学習時間 : 約20時間)

●AWS Black Belt Online Seminar
AWS公式がYouTubeに公開しているオンラインセミナーです。
今回、以下の3つのセミナーを視聴しました
・【AWS Black Belt Online Seminar】Amazon SageMaker Basic Session
・【AWS Black Belt Online Seminar】Amazon SageMaker Advanced Session
・【AWS Black Belt Online Seminar】AWS AI Services

上記3つとも1時間ほどの動画となっていますが、AWSサービスの使い方についてスライドを交えながら日本語で解説されているため、各種サービスの内容理解に役立てることができました。
(学習時間 : 約3時間)

●模擬試験、練習問題の解答
AWS公式の模擬試験、udemyで購入できる模擬試験、Web問題集を活用しました。

AWS公式の模擬試験は繰り返しになりますが、他のAWS試験に合格した際の特典を利用すると無料で受けることができます。
問題数は本来の試験より少ないですが今まで学習した分の腕試しの意味合いも兼ねて行いました。

udemyの模擬試験は1試験65問のものがいくつかあり、本番に近い形式で受けることができます。
間違えた選択肢のチェックもできるため、時間感覚の把握や足りなかった知識を補うことができました。

Web問題集は1問1答形式で、空き時間などで気軽に練習問題を解くことができました。
まだ「AWS Certified Machine Learning – Specialty」の問題数は少なかったのですが、解説が丁寧で選択肢になっていたサービスについて気軽に復習することができました。
(学習時間 : 約40時間)

■まとめ
「AWS Certified Machine Learning – Specialty」の試験合格のために行った学習方法について紹介しました。
今回の受験は、機械学習に関する知識を広げるための良いきっかけになったと思います。
本試験の受験の際に、紹介した内容が少しでも他の方のお役に立てれば幸いです。